じゃがいもの詩

じゃがいもの冒険です

1章 じゃがいもの旅

 私はいまポテトチップスを食べている。本当は文章を書いているのだけと、そう思ってください。そしてその前には市民農園に行ってあるものを植えてきた。

 それがじゃがいもだ。そしたらこの記事「じゃがいもの旅」を書いてみようと思ったのです。

 実際にポテトチップスが自分の口に入るまで、どれだけの行程があるかを考えてみた。

 まず最初にじゃがいもを作るには、種芋が必要だ。この種芋はどこから来るのだろう?

今の制度は、種芋はJAなどから買ってくるらしい。その種芋はどこから来るのか?これは前年に畑で収穫されたものだ。つまりじゃがいもの旅はここからはじまる。

 それは畑に植わっていたものを農家がJAに持って行く。その芋がJAの倉庫に入り、またそこから農家が買っていく。その後どうするか?芽だしのために納屋や温室などに格納される。そして植える前に半分に切ってから畑に運ばれ、畑に植えられる。

 そこから芽かき、水やりといった作業が行われ、じゃがいもが出来上がる。

 これからどこへいくのだろう?農家の収穫したじゃがいもは、一度JAに買い取られる。

 ここまでで、芋は、

    畑→JA倉庫→納屋→畑→JA倉庫といったり来たりしている。

 ここで考えてみた。じゃがいもは歩かない。とゆうことは、これらは全部人が、

ほとんどは車を使ってやっている。これを想像してみた。じゃがいもが出来るまでだけでも芋が行ったりきたりしていることに気づいた。

さて、ここからはどこへ行くのかなと考えてみた。

一般的な流通では、ここから市場の問屋に運ばれていく。日本のほとんどのじゃがいもは北海道産だから、北海道から海を渡って、その後トラックで全国へと運ばれていくことになるだろう。

 その後市場から工場へ運ばれていく。場合によっては市場を通さずに工場に運ばれていくかもしれない。ここまででもう一度振り返ってみた。

  畑→JA→納屋→畑→JA→船→市場→工場

と移動している。そしてそこには多くの人が船やトラックを使用して運んでいる。またここで考えてみた。この壮大な旅を。

あなたも思い浮かべてみたらいかがでしょうか?

 この後、じゃがいもは工場の中でさらに旅をすることになる。

  皮むき→カット→揚げる→味付け→袋つめ→ダンボール詰め→倉庫に格納と、

本当はもっとあるのかもしれないけど、これはポテトチップスの料理法ではないので省く。

 さてこの後はどこへ行くのか?思えば遠くへきたもんだ。どっかの歌ではないけど、この先はまた市場へ行く。2度目の市場だ。そして市場から小売店へと運ばれて、始めて店頭に並ぶ。

 このあと、客が店に買いに行き、自転車かごに入れられ、家に入っていく。

 これで始めて人の口にはいることになった。

 畑からはじまったこの旅は、

  JA→納屋→畑→JA→トラック→船→トラック→市場→工場→機械の中→工場の倉庫→市場→小売店→家→人の口

でやっと終わった。

これがポテトチップスができて食べるまでの長い長い旅だ。

 さて、ここで冒頭に戻ってみる。実はこの私が食べていたポテトチップスは、どこから来たのかとゆうと、市民農園へ植えてあったじゃがいもをチャリで取ってきて切って揚げただけだった。それを食べている。

 考えてみると。自分の家に畑があればこれだけで出来ると思った。庭でもいいかもしれない。私の家には庭がないので、家に庭のある人は実にうらやましいと思う。